お給料から引かれる税金を安くする秘訣

前々回、個人確定拠出年金にもふれましたが、給料から引かれる所得税・住民税がお得になる制度ですので、もう少し掘り下げてお話しさせていただきます。



皆さんは「年金」というのは何となく理解している方は多いと思いますが、「個人型確定拠出年金」となると、あまり聞き慣れていないので関心は薄いのではないでしょうか?



大・中企業(従業員501人以上)の会社にお勤めの方は、会社がお金を払ってくれる「企業型確定拠出年金」に加入しているところが多いので、知っている人もいることでしょう。



拠出年金とは一言で説明しますと、公的年金を一戸建て住宅に例えますと3階部分にあたります。




●1階が国民年金(基礎年金)


●2階が会社等が加入している厚生年金


●3階が公的年金を補完する厚生年金基金・確定拠出年金・確定給付企業年金・国民年金基金






ここで、ちょっと質問です。


3階部分にあたる年金は見て、漢字ばっかり並んでいる、わざと覚えさせないような表現にしているように感じませんか?。



もしも、試験のテスト問題に 『正しい漢字を書きなさい』 と出題されたら間違えそうな問題です。


視点を変えみますと年金制度は、お金を払う時も受け取る時も得する制度なのに、覚えないから利用できていないという盲点があるのです。

得する制度はお宝であり、自分で調べて手続きをしないと恩恵が受けられないものなのです。



●お得な制度は、長い漢字表記に隠されている。!?



個人確定拠出年金の優れている点は税金の減額が生命保険料控除よりも優れていることです。



皆さんの中で、生命保険に加入しているは多いと思いますが、年末調整でお金が戻ってくることをご存じでいる方は少なくないでしょう。



戻してもらえる理由は、生命保険料控除が働いて、給料から引かれた所得税の一部を戻してもらえるためです。



ただし、生命保険料控除は上限があり、平成24年1月1日以後に締結した保険契約の適用限度額は12万円まです。 (生命保険料4万、介護医療保険料4万 個人年金保険料4万 )



生命保険を10万払っても4万円までしか所得から控除してもらえないのです。



その一方で、個人型確定拠出年金は全額所得控除できるので、国に払う所得税を大きく減らすことができます。




では実際にいくら得するのか考えてみましょう。



年400万円の方で月額2万円で14年間お金を拠出していくと想定してみます。



所得税だけで累計67万2千円がお得になります。



個人確定拠出年金は、投資信託・預金(貯蓄性)のある金融商品との併用もでき、運用益が全額非課税なので、所得税の節税と運用益を合わせると20万円程度は利益を貰うことが可能となります。



60歳までは解約できませんが、強制的に貯蓄運用できるというのは老後資金を確実に貯められることにメリットがあります。



人は自分には甘いもの。



物欲に勝てずに貯金を取り崩してしまうこともあるでしょう。



強制的に貯蓄されて解約できないことをデメリットと考えてしまう方もおりますが、ご自身の老後を考えると、早めに始めたほうが賢明でしょう。



特に個人事業主の方にはお勧めです。



自営業の方は最高月額6万8千円まで拠出できるので、税金がなんと16万円もお得に!?



手続きするだけで毎月徴収される所得税が自動的に抑える。



早い段階から始めることで、毎月引かれている所得税をタダにしてもらえる制度。



使わないと損するかなと思いませんか。



口座の運用・維持管理コストなどで年間6000円程度の費用は必要ですが、節税効果+運用利益を考えると、けして割高なコストではありません。



年金制度は受け取るときにも税金を低く抑える控除があるので2重でお得な制度です。



お得な制度だけに掛け金には上限がありますが、NISA「少額投資非課税制度」と組み合わせると資産を積み上げていくことはできると思います。




社会保障制度には、このほかにも色々と非課税制度がありますので、お宝を探してみてください

2016年06月04日