訪問美容という仕事について
訪問美容の仕事とは 基本は高齢者施設や病院、在宅など美容室へ行けない方の為に、私達が訪問し施術する仕事です❗️ 私が訪問美容を始めたきっかけは、上の子が3歳で下が1歳の頃、パートで普通の美容室で働き始めましたが、一応、契約では4時までとの約束でしたが、実際働くと、忙しい日は3時に来たパーマや、カラーのお客様を入客し、終わるのが夜になってしまったり、土曜、日曜祝日はお店が忙しく、休みがとりづらいというのが現状でした💧 そんな頃、うちの会社の求人を見て、日祝休みで直行直帰❗️❗️ 終わったらすぐ帰れるの? これがきっかけで面接を受けました笑 こんな事を言ったら、うちのスタッフ全員から怒られそうですが、それまで訪問美容は、サロン勤務を引退した年配の方? 年齢が上の方しかいないと覚悟をして、来ましたが、入ってみたら…皆さん若い むしろ、同年代の子供がいるママや、私より若いスタッフが働いているので驚きました。 働いてみてわかったのですが… 実際現場は直行直帰で、現場は早い時は14時半、平均15時前後には終わります❣️ 早く仕事が終わって帰ってもお給料はそのままなので、家事との両立がしやすいのが魅力です。
出張理美容の現場あるある
日々、たくさんのお客様と接してよく目にする「 怒り💢 」の感情。 認知症の特徴的な症状でもあります。 ・髪を切る前から怒っている方。 ・切ると知ってから怒り出す方。 ・切ってる途中で何かのスイッチが入り怒り出してしまう方。 もちろんわたし達もお話しながら説得を試みるのですが … やはり、そんな時に必要だと感じるのは職員さんやご家族のお力にはかないません。 ここでひとつ ☝️ ご本人が切りたくないとおっしゃるのには、何かしら理由を持っていますが、切る理由を丁寧に説明すること忘れてはいけません。 ・なぜ 髪を切らねばならないか。 ・髪を切るとどんな素敵な事があるか。 ・髪をキレイにしたらみんながうれしい😊 施術する前に、そんなお話しをしてみてほしいのです。 認知度が進んでおられる方は 何度話しても忘れてしまうかもしれません。 理解しないであろう。どうせわからないから。ではなく 伝えようという気持ちを表現していただきたいのです。 本人が切りたくないものを無理矢理にでも切ってしまうと髪を切る = 嫌なことをされたと、 なって 髪を切る行為自体が 負の感情として残ってしまう場合があります。 イヤなものはイヤだし無理矢理はもっとイヤなのです 。 どうしてもダメな場合は、今日は切らない済ませてもいいのです。 もちろんそればかりでは私達は仕事にならないのですが 、 お客様が私達の訪問を楽しみにして待ち望んでくださっている。散髪は楽しみのイベントなのです。
福祉理美容師のスキル
頃年、通常サロン業務から訪問理美容に移行するスタイリストも増加傾向にあります。 参考になるかはわかりませんが最近あった出来事を交えながら 今回はあえて 少ーし👂の痛いお話しを…😅 サロンの場合は「 ヘアスタイルがオーダーと違う 」などといった わかりやすいクレームが多いのですが… 私達の場合は「 接客態度 」 や「 訪問した際の対応 」といった内容がほとんどです。 その場でご指摘を受けることはほぼ無く、後日、会社に連絡 が入ります。 ケアマネジャーに勧められ「 訪問のプロの方だから。。」と信頼していたのに 気遣いがたりない! 期待してくださっていた分、 ガッカリさせてしまったのかもしれません。 我が社が訪問理美容に携わって今年で丸18年が過ぎました。 ご利用してくださるお客様やそのご家族のほとんどは 、おしゃれを通じて 信頼できる人と楽しく過ごす時間 を深く求めていると感じる事が多々ありました。 相手によって求められる事は違うのです。 髪を切る以外に私達が出来ることはなんだろう… お客様の気持ちになって想像してみる。 その時その時で感じ取るアンテナの感度を上げておく事が福祉理美容師として必要なのかもしれません。