コラム記事

  • はてなブックマークに追加
ノーリエ合同会社  代表社員 村井一則の顔写真

 

ノーリエ合同会社会社の代表でファイナンシャル・プランナーの村井と申します。

「訪問美容と介護」をテーマとしたコラムを作っていきたいと思い自社のサイト内に「つぶやき日記」立ち上げさせていただきました。

「本当に役立つ」保存コラムとしてお届けしたいと思います。

ノーリエでは、つぶやき日記以外にも、お金の知恵を満載に詰め込んだ「ファイナンシャル通信」というニュースレターを無料で郵送させていただいております。

ニュースレターを送ってほしい! 

こんなことも書いてほしい‼

というリクエストがありましたらメールにご連絡を

Eメールnorie@nporibi.sakura.ne.jp でお待ちしております。



4月号 4月から介護保険が一部変わる。札幌市の総合事業がスタート 
5月号 定年後の生活にこそ 『がんのリスク』に備えが必要 
7月号 情報提供の必要性と家族支援のあり方とは?
8月号 男性による介護が上昇!? 3人に1人が男が主夫に
9月号 介護費用300万円! いつの間に貧困 ⁉
10月号就労主婦の苦悩⁉ 保育園の費用は気にしてはいけない
11月号 介護就労の苦悩⁉ ご近所の支えあいが必要 他
12月号 初のチャレンジ レクリエーション持ち込み企画!

2月号 税金が戻ってくる!? 確定申告すると住民税が減少???

 

訪問美容師が介護を語る

介護離職で後悔しないための知恵

 

介護離職に備えての安心を手にしましょう

 

訪問理美容のお仕事をしていると、ご家族と顔を合わすことがよくあります。

ご家族の様子や親子の会話を聞いていると…
お仕事と親の介護を両立するには「お金」と「時間」が足りないのだろう?と思うことがよくあります。

介護離職や老後破産ということは、もう誰にでも起こりうると思っていて間違いないといっても過言ではありません。


介護離職した後の生活は想像を超える状態に

相談者の独身女性Aさんは、恥をかいても「会社を辞めるべきではなかった…」と重い口を開く。

 70代のお母さんを介護するため、1年前に離職した独身女性Aさん(49)は、会社を辞めてしまったことに対する後悔が今でもぬぐいきれないといいます。

きっかけはお母さまの施術入院。
入院当初は、要支援2程度と、それほど介護をする必要なかったが、入院の手続きや検査同行などで病院からの連絡等が多くなり、仕事を休みざる負えない状況が続いたといいます。

Aさんは仕事の両立では会社に迷惑がかかると考え、一時退職に踏み切ったそうです。

Aさんは「冷静になって考えれば、自分の生活や老後も考えなければならない。恥を忍んでも会社を辞めるべきではなかったと後悔している」と話してくれました。


離職で後悔した理由は「年収が4割」まで落ち込んだこと


 Aさんは広告会社の社員として20年以上勤めていたキャリアウーマン。

当時は出張や残業が多く、連日終電。深夜に帰宅するのも日常茶飯事。疲れ果てるが仕事にはやりがいを感じていたという。

Aさんを苦しませているのは『年収が4割まで激減』したこと。

49歳と年齢的に以前の条件では再就職は厳しく、今は、給料は退職前の半分程度。派遣社員として働く状況にあるといいます。

月のお給料が少なくなったことで生活のやりくりは厳しい状態が続いているという。


女性社員は介護離職すると年収が「半額⁉」に


もしも、ご両親より「急で悪いのだけど明日から介護をお願いしてもいい」。と
いきなり、介護を頼まれて、ハイ大丈夫ですと即答できるでしょうか?

介護の知識がなく、情報をどう集めればよいかもわからない状態だと、冷静な判断をすることは難しいものです。

人は選択肢が見えなくなると、仕方がないから従う、ひたすら耐えるほかない、仕事を辞めるしかないと思い込んでしまうものです。

無理すればできるかもしれませんが、軽いノイローゼに襲われるかもしれません。

仕事・家事・介護を同時に始めると、一家ヵ月も経たないうちに生活のすべてが中途半端に終わり、耐え切れずに精神崩壊してしまう人も少なくないようです。

介護者が不安で押し潰れる要因としては、選択肢をあやまることにあります。


 明治安田生活福祉研究所とダイヤ高齢社会研究財団の調査した「仕事と介護の両立と介護離職」のデーターによると、離職経験した人の半数以上は、介護が始まってから1年以内に会社を辞めているといいます。


介護離職の最終就職のリスクは、年収の激減


介護離職のデーターでは、正社員だった頃の平均年収は、男性が約557万円から約342万円と4割減。女性社員は、約350万円あった年収が半減の175万円してしまったという声があります。

 特に平均年収が高い管理職の男性は、50歳を過ぎると「役職定年」が多くなってきます。

一度、退職すると役職ポストに戻れることは極めて低く、新卒並みの給料しかもらえないという状態に陥りやすいといえるでしょう。


介護離職に布石を打ち込む「社会保障制度をフル利用」


介護離職をするにしても一日でも先送りしたい。

生活費の不安は抱えたくないと考える方は、介護休業、介護休暇、介護休業給付制度、短時間勤務制度(勤務時間の短縮等の措置)、法定時間外労働の制限、深夜業の制限など、使える制度はすべて使えるように「頭の片隅にストック」してほしい。
 
特に、介護休業は、雇用保険から介護休業給付が出る制度。

この制度の優れているところは、「休業前の賃金の40%に相当」を給付してくれる点です。

 


介護休業とは、要介護状態にある家族を介護するため、合計93日を上限として休業を認める制度。デメリットは休んだ分の賃金は会社で保証されないことあります。そこで、お仕事を休業している賃金を補うものとして、雇用保険法による介護休業給付を受けられるよう制度が設けられています。



働きづくり改革として、独自の福利厚生制度を設ける企業も増えてきていますので、いずれかは訪れるであろう『親の介護や身内の介護』に備えて、勤め先の就業規則を確認しておくようにするといいでしょう。



介護が始まると3~5年は拘束される可能性はあります。長期戦に備えて手段を整えておく必要はどなたにもあります。


親の財産で介護費用とご自身の生活費を賄えればいいのですが、介護が終わった時の生活について考えると会社を辞めてしまうのはリスクを背負いすぎるともいえるでしょう。


介護離職で悩んでいる読者には・・・
仕方がないからとご自身の判断で会社を辞めようとせず、介護と仕事を両立させるよう社会制度に詳しい専門家のサポートを受けながら進めていってもらいたいと願っております。



  • はてなブックマークに追加
外貨の生命保険!お金がどんどん減って元本割れ

 

外貨建て保険のご契約で高齢者トラブルが急増

 

銀行で勧めれた「外貨建て保険」で高齢者トラブル発生しています。

銀行窓口で取扱いされるようになった保険商品で「元本割れした!」と高齢者の利用者を中心に苦情が広がっており、国民生活センターは銀行窓口で販売する「外貨建て保険」の保険商品注意を呼びかけが行われる事態になれました。


外貨建て保険とは、お客から預かったお金を"利回りの高い米国債や豪州債などで運用"し、保険金・年金・解約返戻金などを外貨で受け取るという保険商品です。

 

外貨で運用する外貨建て保険は、日本国内の低金利で運用する終身タイプの生命保険よりは、高い金利の通貨で運用が期待されているので、貯蓄性で有利とは言われていますが…

為替が円高になると受取る金額が減ってしまう「元本割れ」のデメリットを抱えています。

 

保険であるものの外貨建て保険は、為替の差額で儲ける「投資商品」として理解したほうがよいと思います。

 

高齢者の預金者がトラブルに巻き込まれてしまう要因としては、「一時払いの外貨建て保険」を元本保証だと思い込んでいまっていることにあるようです。

 

高齢者としては、『銀行は良心的で信頼できる。』『銀行が勧める保険商品なら安心だろう。』万が一にも解約しても、先払いしている保険料ぐらいは返ってくると信じて、契約を交わしてしまう方も少なくないようです。

 

怪しいのひと言で元本割れ

 

外貨建て保険をめぐっては、一時払いの保険料を払い込んだ後のトラブルも少なくない。

高齢者のご両親が一時金を払った後で、身内から解約を促され、50万円ほど手数料が引かれて返金されるという場合があります。

 

このように元本割れするケースは、外貨建て保険に限った話�ではなく保険商品の特徴といえます。

一見、詐欺のようにも見えますが…

保険料は大きく2つの構造があり、保険運用と保険契約者の保険支払いに充てる「純保険料」と保険会社の経費として使う「付加保険料」があります。

 

付加保険料は、一定の金額が元本から差し引かれる特性から、保険料運用で利益が出せないと、必然的に元本割れしてしまうのです。

 

一時払いのお金が運用で利益がでるようになるまでは、相当の日数を必要とすることからも、保険を途中解約すると、解約返戻金は元本を下回ります。

 

解約の目安としては、おおよそ3年以上経過しないと元本割れすると認識しておいた方がいいでしょう。

 

銀行で紹介され商品としても、保険商品は長期間の運用が必要となります。

まして、外貨建ての保険は、為替レートが円高に傾くと損する可能性が高い金融商品です。

 

商品性や特徴を十分理解して、ご家族と相談の上で判断するようにしましょう。

 


▽外貨建て保険は、クーリング・オフしても損失が生じる可能性がある保険商品です。

  • はてなブックマークに追加
介護報酬改定に向けて審議が始動

 

 

介護事業は、超高齢社会において事業性が見込まれ、同時に人に喜ばれるといった社会に貢献できるサービス業といえます。


介護保険制度が施行されてから16年が経ち、事業者に支払われる介護報酬のあり方について本格的な議論が厚生労働省の審議会で始まりました。


改正の目的とするところ費用負担の増加を緩やかに修正するところにあるのでしよう。
国の見解としては、介護にかかる費用は、昨年度9兆6000億円となり、2025年には2倍以上の20兆円に増加すると予測しているようです。

介護保険制度を持続させていくためには、事業者に支払う報酬の見直しに着手せざる負えない段階まで追い込まれたといるようです。


来年度2018年は、医療機関に支払われる診療報酬と介護報酬の同時改定。

どのように決められるのかぁ 気になるところです。


審議会で何が話し合われた内容とは


審議会においては、医療と介護が連携し、自宅など住み慣れた場所で最期を迎えられる「みとり」の促進を重視していく考えが示されています。
また、今後において制度を持続させていくために、高齢者の自立支援や重度化を防ぐための報酬加算を検討してようです。


財務省は報酬の引き下げを提案


財務省は、2017年に行った臨時改定「職員賃金の1%上乗せ」を材料に、来年度は臨時改定の上乗せを考慮して報酬の引き下げを求めているようです。また、高齢者の自立を促す機能訓練が見込まれないデイサービスは報酬の減額を含めて検討する必要がると示しています。

審議会では委員から「これ以上報酬を引き下げれば介護の質の低下につながる」との減額に異議があることから、厚生労働省としては、サービスごとに検討し、年内に審議会の意見をまとめていくと示されました。

高齢者が転倒する原因|屋外と自宅


近年、日本では駅や商業移設などにおいて、ますますバリアフリー化が進んでいます。段差やスリップ箇所を極力なくし、体が不自由な高齢者や身障者が躓いたり転倒したりしないように整備されているのです。


バリアフリーという言葉そのものが社会的に認知され始めたのは、平成18年12月20日に施行された「高齢者、障碍者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(いわゆるバリアフリー法)が大きなきっかけでしょう。

しかし高齢者や身障者にとって危険な場所はまだまだたくさんあるのが現状です。
屋外と自宅、それぞれ見ていきます。


●転倒する原因


○屋外での転倒

・階段
・雨上がりの歩道
・点字ブロック
・通行人との接触
・横断歩道や踏切

60歳以上で1年間に屋外で転倒した人の割合は全体の9.1%です。(平成22年度「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果」より)
特に階段や歩道での転倒が多く、死者も出ています。

○自宅での転倒

・ドアのレール部分(リビング・居間)
・コンセントやインターネットなどのコード
・庭
・濡れた床
・大きさの合わないスリッパ

このように家の中にも転倒の原因がたくさんあります。
先述の調査によると、1年間に自宅で転倒した人は9.5%となっており屋外の割合とほぼ同じです。中でも庭とリビングや居間といった場所が多く、全体の半分以上を占めています。


●「転倒」に対する意識の違い


身体的に問題がない、健常者と言われる人たちには少しわかりづらいかもしれませんが、高齢者・身障者にとって「転ぶ」ということはとても危険なアクシデントです。例えば、人間に備わっている反射の機能が正常に作用せず、とっさの転倒に手をつくことができない人は頭からそのまま落ちてしまいます。また骨や筋肉の質が弱っている人の場合は、少しの転倒でも脱臼や骨折といった大けがにつながりかねません。

こうした危険が日常に潜んでいるという意識を、一人ひとりが日常から持っておくことが、社会全体で転倒による死傷を予防することにつながります。



執筆者「尾崎 海 (おざき かい)」

  • はてなブックマークに追加
【わかりにくい介護の専門用語を解説】

経済や文化のグローバル化によって、私たちの身の回りには様々な専門用語が取り巻くようになりました。介護の世界も例外ではありません。


そこで今回は、介護でよく使われる専門用語を4つ紹介します。特に一般的にわかりにくいと言われる、「カタカナで表されるもの」を中心に挙げます。


『アセスメント』とは?

介護サービスを始めるためには、まずはどのように介護を進めていくかの計画を立てる必要があります。そのための調査・評価がアセスメントです。具体的には、家族や地域とのつながり、利用者やその家族が望んでいる生活、食事・入浴・排泄など日常生活において介護が必要な程度、コミュニケーション力、などといったことが調査・評価されます。


アセスメントにより、より利用者に適した介護サービスが提供できるようになります。

 

医療ドラマでよく聞く『カンファレンス』って?

直訳すると「相談」です。介護におけるカンファレンスとはケアマネジャーがケアプランを作る際に、関係する人たち(利用者・家族・事業所の職員など)が集まり介護サービスの進め方について検討する、というものです。


現場ではケアカンファレンスと呼ばれることが多いです。



『バリデーション』

認知症の方々とのコミュニケーション方法の1つです。認知症の方が不意に大声で叫んだり徘徊をしたりする行動には一見意味がないように思われますが、「そこには何らかの意味(理由)がある」捉えながら、接していく方法です。

その人の人生経験や背景、思いに共感する気持ちを持ちながら接することでより相手への理解が深まることになります。

 


『ロコモティブシンドローム』

体を動かす筋肉や骨、関節などの機能を総称して運動器と言います。介護が必要になる人(要介護に認定される人)の多くは、この運動器が加齢や障がいにより衰えている状態にあります。

こうした状態、またはこうした状態になる危険性が高いことがロコモティブシンドロームです。ロコモとも呼ばれます。


これからますます進む高齢化社会に向けて、厚生労働省からも積極的に「ロコモ対策」が勧められています。

 


いかがでしょうか?
ここに挙げた4つは、今介護の仕事やサービスに関わっている人でなくても、知識として持っておけば将来きっと必ず役立つはずです。




執筆者「尾崎 海 (おざき かい)」

  • はてなブックマークに追加
要介護者がリハビリを拒否する3つの理由

 

加齢や病気などで体の一部が自由に動かなくなってしまった要介護者の中には、リハビリを拒否する人が少なくありません。それは、ただ面倒くさがって拒否しているわけではありません。

介護する側がつい見落としがちなポイントが3つあります。

1.自分の障がいを受け入れたくない


特に急な病気やけがなどでリハビリが必要になってしまった場合などは、「自分はまだそんな年じゃない」「他人の世話になりたくない」というような考えを持っている人が多いです。リハビリをする人=弱い人、と捉えているかもしれません。


自分の現状を受け入れリハビリが開始できるまでには時間がかかる場合もあるので、相手の気持ちを受け入れながらゆっくり接してあげることが大切です。

2.必要性を感じていない

リハビリが自分のために必要だと感じていない人もいます。たとえば、「放っておいても治るだろう」「指がちょっと動かないくらい、生活に支障はない」という具合です。こうした場合は、次の「リハビリをするべき理由」を伝えてあげてみてください。

・リハビリはできないことを改善するのではなく、できることを増や すため
・身体の機能を今以上に衰えさせないため
・併発して起こりうる病気や障がいを防ぐため
・体の健康は精神的な健康とつながっている

特にこれまで要介護者が好きだった趣味や娯楽などとこれらの理由を絡めて伝えると、より効果的です。


3.知らぬ間に強要してしまっている

早く回復して欲しいと焦るばかりに、こちらがリハビリを強要してしまっている場合もあります。

たとえ家族であっても、ああしろ、こうしろと毎日言われるのはストレスになります。根本的には、リハビリはあくまでも本人の問題であることを忘れないようにしましょう。


家族がいくらリハビリを進めても聞く耳を持ってくれない場合は、外部の人から伝えてもらうと意外とスムーズに聞いてくれることがあります。

ご近所さん、友人、介護サービス関係者といった周りの人とたちに協力してもらい本人が本当の意味でベストな選択ができるように工夫することが大切です。



執筆者「尾崎 海 (おざき かい)」

  • はてなブックマークに追加
【体を動かさないことによって起こる弊害】

 

人間の健康にとって「動くこと」は健康に保つために何より重要な要素です。病気や加齢により体が衰え始めた高齢者の中には、長時間座ったまま、寝たきりという人が多くいます。
このことで起こる弊害は命にかかわるリスクにもつながっています。


●血液循環の不全


血液は私たちが何もしなくても体を巡ってくれるわけではありません。指や足を動かす私たちの「動くこと」がポンプの役割を果たしています。

「体がだるい」「動かすと関節が痛い」「力が入らない」といって、体を動かさなければそのポンプが機能せずに、血液の循環が滞ってしまいます。


次第に血管が収縮しドロドロの血液になると、動脈硬化や脳梗塞といった病気を誘発するリスクとなります。

女性の方でしたら訪問美容のついでにお化粧されてみてはどうでしょうか?

ご自身でお化粧をする行為は、顔を触ることで「腕の筋肉も刺激」され、美と健康の相乗効果を起こすことができます。



●筋力の低下


動かなければ筋肉が衰えるというのは周知の事実だと思いますが、それによる弊害はあまり知られていません。筋力が低下すると運動機能が低下するだけでなく、次のような弊害が起こり得ます。

・血液循環の不全
・内臓の機能低下
・栄養不足

筋肉の役割は歩いたり走ったりするだけではありません。心臓や腸をはじめとした内臓にも筋肉が備わっています。体を動かさないことでその筋肉たちも「僕たち必要なのかな?」と思い始め、活動を弱めてしまうのです。腕や足の筋肉と同じです。さらに、血液を体に巡らせる機能も弱まり、そこに含まれる酸素や食事から摂れる栄養素がスムーズに行き渡らなくなります。
筋力の低下は、このように連鎖的に様々な弊害を引き起こしていきます。


●自律神経の乱れ


運動不足は、うつ病などの精神疾患の原因としても広く知られています。理由の1つが、日中体を動かさないことにより交感神経と副交感神経といった自律神経のバランスが乱れることです。


日中に働く交感神経が外部からのストレスを調節してくれるのに対して、睡眠時に働く副交感神経は日中に感じたストレスや疲れをリラックスさせる役割があります。体を動かさずに、これらの機能がそれぞれの役割を果たさなくなっていくと、ストレスが上手く処理できなくなり精神的な疲労がたまる要因となるのです。


「動くこと」は体の健康、ひいては命をまもることと密接に関係していることがお分かりいただけたかと思います。

 

執筆者「尾崎 海 (おざき かい)」

 

  • はてなブックマークに追加


シェフが作る1食500円の札幌市高齢者配食サービス「農家の息子」

 

 

総務省統計局によると29年ぶりに「エンゲル係数」が25・8%の高水準を記録。

「エンゲル係数」がという言葉?

昔、家庭科の授業で聞いたような気がする人は少なくないと思います。

エンゲル係数とは、食費のお金が家計費の何パーセントを占めているのかを数値化したもので、割合が高いと家計を圧迫すると考えられていますが、食生活の変化が要因なのではないかと筆者は考えています。

ここ最近、共稼ぎ世帯やお年寄りの世帯が増え、お総菜や弁当をコンビニなどで買い求める人が増えました。

エンゲル係数の上昇につながった背景としては、調理済みの食材を購入する割合が多くなったことも一つの要因なのかもしれません。

食費がかさむとはいえども、食事は健康維持のために大切なものです。
ある日突然「介護」はやってきます。

住民の高齢化に伴い配食サービスを利用する方が次序に広がっていく傾向にあります。
食事は健康維持のために大切なものですが、一人暮らしのお年寄りや高齢者世帯では、食事の支度をするのが重労働と感じる方、調理が困難になる方も少なくありません。

こんなときに、役立つのが高齢者配食サービスです。
そこで筆者は、札幌市の配食サービス会社を突撃取材いたしました。
食を通じて在宅の高齢者を支援する会社の取り組みをお伝えいたします。

 

調理困難な高齢者に笑顔とぬくもりのお弁当


今回は、『素材や味のこだわるレストラン料理人が作るお弁当』を提供する農家の息子のブランドを手掛ける西区のアイビックさんにお邪魔させていただきました。

アイビックさんは配食以外に、有名デパ地下の「丸井今井に和惣菜のお店」・「三越には洋風惣菜のお店」を出店しており、2010年に札幌市高齢者配食サービスが利用できる認定の委託業者。

札幌市内には2016年度において14社の配食会社がありますが、レストランシェフが直接お弁当を手作りする珍しい会社です。

現在、お弁当をお届けしている利用者は現在700人で、配達員一人でエリアによっては、50件程度回ることもあるそうです。

専務取締役の佐々木剛氏は、始めは西区のみを中心に配達していたが、ご依頼が増え、必然的に配達エリアが札幌全域に広がってきたという。




他社との違いは『食への探求とこだわり』が自慢。


シェフの目線で、お弁当に飽きが来ないよう日々工夫をしながら「美味しさ」と「栄養」のバランスに配慮し腕を振るうが、美味しく召し上がれるお弁当を届けたい。

お客様のことを第一に考えてお弁当作っていたら、調理をするのはプロの料理人であるレストランシェフが作ったほうが高齢者の方には喜ばれるとのことで、農家の息子では、シェフが作成した献立を、管理栄養士が監修し栄養バランスの調整を行う仕組みにしているとお話をいただきました。

同席していただいた執行役員の角野洋平氏は、ただ単にお弁当を作り届けるのでなく、「こだわりの素材をもっと美味しくした究極の手作りお弁当」を、一人暮らしのお年寄りや高齢者世帯に笑顔と温もりで届けたいと意気込む。

お弁当を届けだけの配食業者ではありますが、お年寄りに声をかけて、健康状態の確認もします。

配食業者としては、出来ることは限られていますが、ちょっとした会話でお年寄りの方に元気になってもらえれば嬉しいと笑顔でお話をいただきました。





最後に

調理場で働く皆さんも優しく迎えていただきとてもよい取材ができました。

配食サービスの情報を知らない一人暮らしのお年寄りや高齢者世帯は少なくありません。

調理が苦手な方は、冷凍食品・パン・うどんで食事を済ませてしまう方が多いと聞きますが、日々の健康管理は食事からです。

栄養バランスがとれる理想的な宅配食を活用して健康維持に努めていただければいいなと感じた現場レポートでした。

在宅介護の悩み トイレの汚れを防ぐ4つのコツ

 

在宅介護における悩みの1つに「トイレが汚れやすい」というものがあります。本人は気を付けているつもりでも、どうしても上手くいかず便座や床を汚してしまいがちです。


トイレをできるだけ清潔に保つにはどのようなコツについて

4つ紹介します。

 


●トイレットペーパーそのものを変えてみる。


トイレットペーパーには様々なタイプがありますが、肌触りが硬いものや切り取りにくいものはお勧めしません。

握力が弱まったり麻痺していたりする要介護者にとってこうしたトイレットペーパーはとても扱いにくく、きちんと汚れを拭こうとする気を失くさせてしまいます。

そんな時は『トイレットペーパー』を変えてみてはどうでしょう。

今ロール式のトイレットペーパーが主流ですが、昔は置き型タイプだったでしょう。


巻き取る力がない高齢者には、簡単に切れるものやちり紙タイプのものを置いておくと、自分で拭き取ることが億劫になりません。

 

ちよっとした工夫でトイレが楽になるのなら試してみて見る価値ありですよね。

 


●照明を変える。


手洗いの水がうまく使えない、尿を頻繁に床にこぼしてしまう、という悩みもあると思います。

もしかすると・・・?

気づかぬ間に視力が低下していて、トイレの室内が良く見えていないのかもしれません。


また、「少し動くのがやっと」という人であれば、そもそも照明をつけようとせずに暗闇の中でトイレをしている場合もあります。

最近では、手で触れることなく明かりをつけることができる、人感センサー式の照明があります。

ホームセンターなど、1000円程度の手ごろな価格で手に入る照明器具もございまので、一度検討してみてはいかかでしょう。

 


●マットに工夫をする。


防水、抗菌、防臭など様々な付加価値がつけられたマットが売られています。忙しくて掃除がなかなかできない人には特にこうしたマットが活用できます。

普通のマットではどうしても洗濯する回数が多くなり、汚してしまった際の臭いや見た目の悪さが目立ちますが、抗菌防臭付にするだけでもお掃除が楽になります。

お部屋に残るアンモニア臭が気になる方はお勧めです。

 


●掃除する道具を変えてみる


トイレの掃除用品は、場所によって用途が分けられているものが多いです。

便器の中、便器の外、床、壁、タンクの上の手を洗う場所など。これらを使い分けなければならないことで掃除する側も大変になりがちですが、すべての箇所を1つの洗剤で掃除できる商品が販売されていることはご存知でしたか。


業務用の容量が大きなものであっても、インターネットショップなどで購入することができるので、ぜひ試してみてください。

汎用性があるので、トイレ以外の掃除にも使用することができます。

 

執筆者「尾崎 海 (おざき かい)」

  • はてなブックマークに追加


【「ひとり暮らし高齢者(独居老人)」 増加の現状と課題】

 

少子高齢化と団塊の世代の高齢化によって、高齢者が増加していることは、皆さんご存じでしょう。

 

日本では、高齢者の数そのものが増えることが問題のように言われていますが、実はそうではないのです。

 

本当に問題なのは、

自分だけで生活を維持していけない高齢者が増加していることです。


その最たる例と言えるのが、「ひとり暮らし高齢者」と呼ばれる方々です。「独居高齢者」「独居老人」などと言われることもあります。


ひとり暮らし高齢者が抱える問題点においては、次のようなものがあります。



・適切に介護保険サービスが利用できない
・家族や親族などの身寄りがない
・一人である分、経済的な負担が大きい


 

介護保険についての知識が薄かったり、体が満足に動かず、市役所や施設などへ自ら相談行けなかったり、という方が多くいます。

多くの場合、配偶者や家族、後見人らが相談に行くのが通常ですが、ひとり暮らし高齢者の場合は、それすら難しい状態にあるのです。


また、たとえ利用できることになったとしても、今度は経済的な負担の面で必要なサ-ビス、もしくは希望するサービスが受けられない現状もあります。

 

特に24時間対応の訪問介護や介護施設の利用は、経済的な負担が大きいだけでなく、利用者の増加でサービスを提供できる事業所の数自体が足りないとも言われています。

こうした現状を打破するために、「地域コミュニティの強化」や「民間サービスの質向上」などが進められています。

例えば、国が主導する地域包括ケアシステムや、介護系の民間サービス事業者の参入促進、などがそれに当たります。


さて、ここまで「ひとり暮らし高齢者」の問題点、マイナス点ばかりを説明してきましたが、中には“自ら望んで独りを希望している高齢者”もいることを忘れてはいけません。

そのため、「独り=改善すべき問題」と短絡的に結び付けないことが大切です。


あくまでも、本人の意思を優先しながら、家族・地域・行政・民間サービスなどとのつながりを強めていく方法を模索することも、今後の日本の課題となりそうです。

 

執筆者「尾崎 海 (おざき かい)」


  • はてなブックマークに追加
» 続きを読む